solution– ソリューション案内 –

トータルSARMS導入ソリューション

ソフトウェア資産管理<Software Asset Management>システムのトータルSARMS導入ソリューションは、 組織内のソフトウェアライセンスを、事前に設定した”ソフトウェア台帳”及び”別途棚卸ツール”で自動収集し た情報の比較により管理できます。組織内のライセンス過不足管理を、無料のオープンソースWEBアプリケーションである「SARMS」を用いて、ローコスト・ハイパフォーマンスに実現します。

お客様ニーズ

お客様は当初、ソフトウェア資産管理をシステムを導入せず手作業で行っていました。 手作業を前提に管理台帳の簡略化を行い、記入についての名称統一などルールを設けて運用しました。
しかし、現場における管理では不適切な台帳記入が多数発生し、資産実態と管理情報の乖離が発生しました。 そのうえ、有償ソフトウェアの一部のみ管理していた点や、管理対象のハードウェアを網羅出来ているかが 客観的に証明できない等、適切なソフトウェア資産管理の要件が満たされていませんでした。
また、インベントリツールで収集した情報を各所属に配布し記入された台帳を回収するまでの期間についても、 3ヶ月を要してしまい台帳収集中に刻々と実態の情報は更新されていってしまう状態でした。
この様な状態を踏まえ、統一されたソフトウェア名称で体系的に、台帳と実態の乖離を少なく、タイムリーに管理を行いたいという事でSARMS導入によるソリューションが選択されました。

ソリューション

SARMSソリューションでは、組織内の管理対象となるハードウェアにインベントリツール(資産取得ツール)が導入されている事を前提としています。(※注1)
情報資産管理システムは、前述のインベントリツールとSARMSアプリケーションで構成されます。 情報資産管理システムの台帳には組織で管理する全てのハードウェアを登録します。 登録したハードウェアはネットワーク経由で日々インベントリ情報が収集され、齟齬情報(台帳とツール収集情報の乖離情報)がチェックされます。
設置場所や利用者、新規調達や廃棄等のハードウェア情報の変更や、ソフトウェアのインストールやアンインストール等については担当者が情報セキュリティ責任者に申請を行って許可を得ます。
その上で、情報セキュリティ責任者の指示で台帳管理者が台帳の更新を行います。(※注2)

※注1 対応ツール例(MOTEX LanScope Cat、Microsoft SCCM、Sky SKYSEA 他 )これらのツールは有償ですが、SARMSとの同時導入も可能です。

※注2 申請や承認のワークフローについては本システムの対象外です。各種グループウェアのワークフローエンジン等の利用を想定しています。

導入効果

情報資産管理システムでは、台帳とインベントリツールが収集した情報との突合を自動で行い、齟齬情報を 毎日出力します。
齟齬情報の出力先は、SARMSシステムのTOPページ及び各所属の管理者へのメールとなります。 この出力を元に、各所属の担当者に齟齬について確認を行うことでタイムリーに資産状況の変化を台帳に反映させることができます。
齟齬が発生した時にすぐ担当者に連絡できるため、担当者の資産管理に対する意識を高めると共に、棚卸作業時に一気に台帳管理者に掛かっていた資産状況の乖離を埋める作業量を平準化できます。
これらの効果的な資産管理システム運用が、”少ない労力・コスト”で行える所に、「トータルSARMS導入ソ リューション」のメリットがあります。